【ナチュラルで素朴】ラスティックウェディングとは?総まとめ
「結婚式はしたいけど、注目されるのは恥ずかしい。」
「派手でキラキラしたのは苦手。肩ひじ張らずナチュラルな雰囲気の結婚式にしたい。」
きらびやかな結婚式はステキですが、自分が主人公となると気がひけるもの。
おおげさでない、ほどよく華やかな結婚式はないのでしょうか。
そこでおすすめしたいのがラスティックウェディングです。
この記事では、素朴でかつ可愛らしいラスティックウェディングとはどんなものなのか、装飾や演出、ドレスなどの情報をまとめました。
こんな形の結婚式もあるんだと参考にしてくださいね。
ラスティックウェディングとは?素朴で飾らない自然体な結婚式
「ラスティック」とは素朴、田舎風の、という意味です。
たとえば、テーブルは完全にテーブルクロスで隠すのではなく、あえて木材の温もりを感じられるコーディネートを。
装花にはヌードカラーの小花やグリーンを多めに。
ドライフラワーやかすみ草をあしらったブーケで、さりげなく花嫁の美しさを引き立てる。
そんな風に、自然のありのままの美しさを大切にしたり、素材のよさを引き出したり。
ラスティックウェディングは、控えめかつ気品あふれる結婚式を叶えます。
ラスティックウェディングとガーデンウェディングの違い
ラスティックウェディングは、エコでナチュラルな雰囲気の結婚式。
屋外で行われることも多いです。
そのため、「ガーデンウェディングと何が違うの?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。
明確な決まりはありませんが、ガーデンウェディングは屋外をきらびやかに飾りつけるのが一般的。
フォトジェニックな装飾が一番の魅力とも言えます。
それに比べるとラスティックウェディングは、より素朴で素材を大切にする控えめなイメージです。
ゆったりリラックスした時間を楽しみたい、季節感を大切にしたいカップルにおすすめですね。
草原や牧場も!ラスティックウェディングにぴったりの会場
一般の結婚式場やホテルでも、飾りつけしだいでラスティックなムードを演出できます。
でも、より本格的にラスティックウェディングを行うなら、草原や牧場を会場にするのがベター。
ぜひ開放的な野外のスペースで、特別なひとときを楽しんでください!
ナチュラルな雰囲気のゲストハウス(一軒家)を貸し切るのも素敵です。
会場選びで迷うようなら、プロデュース会社に相談するのもひとつの手。
コンセプト決めから、当日の進行までトータルでサポートを受けられるので安心ですよ。
普通の結婚式と変わらない費用でできるラスティックウェディング
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屋内でのラスティックウェディングなら、費用は一般的な結婚式と変わらないでしょう。
装花にもグリーンやドライフラワーなどをうまく使うことで、安く用意できる場合も。
たとえば残った予算で料理をランクアップすれば、ゲストにも喜んでもらえます。
ただし、野外で行う場合は雨天時の準備もあるため、少し高めになることもあります。
具体的には屋根のある会場の使用料や、テントの準備費用など。
過ごしやすい季節を選ぶのもポイントです。
グリーンやリネンを使ってラスティックウェディングらしい装飾を
ラスティックウェディングは、素朴さが魅力。
とはいえ結婚式ですから、装飾が少なすぎるのもさびしいものです。
華やかすぎず、ほどよく特別感もあるコーディネートにしたいところ。
そこで、ラスティックらしい飾りつけの例を紹介しますね。
テーブルコーディネート
テーブルに飾る装花はグリーンをメインにするとよいでしょう。
多肉植物やサボテンなど、個性の光るアイテムも人気です。
木の実やハーブをあしらって落ち着いた可愛さを表現するのもグッド。
流木やキャンドルも味わいがあって素敵ですね。
ペーパーアイテムにはクラフト紙を使うと、自然と調和したコーディネートに。
小物
近ごろ100円ショップでも見かける人気の装飾「ヒンメリ」は、ラスティックウェディングにいちおし!
藁にひもを通して八面体のような立体をかたどる、吊り下げるタイプの飾りです。
素朴で可愛らしく、DIYも簡単。
結婚式当日に思いをはせながら二人で手作りすれば、準備の時間も幸せな思い出の一部に……。
絆が深まる!ラスティックウェディングにおすすめの演出
ナチュラルでぬくもりのあるラスティックウェディングには、伝統や由来を大切にしたセレモニーがぴったり。
ダーズンローズやライスシャワーなどがおすすめです。
ダーズンローズ
プロポーズのとき、新郎が12本のバラを摘み、花束にして新婦へプレゼントする。
そんなヨーロッパの風習が由来と言われているダーズンローズ。
ひとつひとつのバラには、「感謝」「幸福」「希望」「愛情」「尊敬」「情熱」「真実」「栄光」「努力」「誠実」「信頼」「永遠」という意味が込められています。
結婚式では、12人のゲストにバラを1本ずつ持ってもらい、新郎が集めながら入場します。
そろったバラをまとめ、ブーケとして花嫁へプレゼント。
ゲストを前にあらためてするプロポーズは、心揺さぶられる感動的なワンシーンになります。
シンプルながら愛のこもった花束は、ラスティックウェディングのあたたかな雰囲気にもベストマッチ。
「ちゃんとしたプロポーズがなかった」というカップルには、ぜひ取り入れて欲しい演出です。
ライスシャワー
定番のフラワーシャワーも素敵ですが、本来の意味を大切にライスシャワーという手も。
ライスシャワーには子孫繁栄や、食べ物に困らないようにという意味が込められています。
ひとふさの稲穂からたくさんの米粒を収穫できることから連想されたもの。
式が終わって退場するときに、ゲストがお米をまいて新郎新婦に降りかけます。
ただ、直接お米をなげると痛かったり写真に映らなかったりするので、チュールで包んでまくことも増えています。
料理もラスティックらしくオーガニックな素材を使ったメニューで
せっかくですから料理もラスティックらしく、オーガニックにこだわるのもあり。
素材を生かしたシンプルで上品な料理が似合います。
反対に、装飾を最低限に抑え、食事を豪華にするというのも選択肢のひとつ。
また、ウェディングケーキで最近注目を集めているのがホワイトケーキです。
シンプルに生クリームを塗っただけの真っ白なケーキ。
フラットな純白のケーキには洗練された美しさがあり、さりげない上品さをもつラスティックウェディングと相性バツグンです。
側面にクリームを塗らずあえて生地を見せる、ネイキッドケーキも素朴かつおしゃれですね。
ラスティックウェディングを素敵に彩るドレス・ブーケ・ヘア
最後にラスティックウェディングにふさわしいドレスやブーケをみていきましょう。
エンパイアドレス
エンパイアドレスはナチュラルな風合いで、自然の緑や光と響きあいラスティックウェディングを彩ります。
風で優雅にゆれる軽やかなエンパイアドレスは、まるで妖精のよう。
ウェストの切り替え位置が高く、細身なシルエットのためスタイルよく見えるのも嬉しいですね。
クラッチブーケやリースブーケ
野の花を摘んだようなクラッチブーケが相性ばっちり。
また、輪の形が永遠を意味するリースブーケや、ブレスレットのように手首に飾るリストブーケのように一味違った形のブーケも素敵です。
ドライフラワーをうまく取り入れると落ち着いた印象に。
ダウンスタイルヘア
髪を結い上げずにおろした、ダウンスタイルが人気です。
風に揺れたとき美しく見えるように、緩やかにウェーブさせてもよいでしょう。
ヘッドドレスには野草で編んだような花環を使うと、清楚で可愛らしいスタイルに。
まとめ:まずはプランナーに相談してみよう
ラスティックウェディングの概要について紹介してきました。
エコでナチュラルなラスティックウェディングは、これからさらに注目が集まるスタイルになるでしょう。
装飾のコンセプトとしてラスティック風を取り入れたいなら、会場のプランナーに相談してみてください。
牧場など結婚式場以外の場所で、本格的にラスティックウェディングをやってみたいなら、一度プロデュース会社に相談してみましょう。
ふたりにあった結婚式の形を探り、ぴったりの会場を見つけてくれるはずですよ。