プロデュース会社とは?結婚相談カウンターとの違いを解説
ブライダル業界では当たり前になりつつある「結婚式をプロデュース会社に依頼する」という選択肢があることは、意外と知られていません。実はずっと昔からあるプロデュース会社。オリジナルウエディング、自分たちらしい結婚式が流行っている今、形にとらわれないプロデュース会社での結婚式は、まさにぴったりの結婚式スタイルともいえます。今回は、プロデュース会社とは何なのか、良く比較される結婚式場相談カウンターとの違いをまとめました。
結婚式プロデュース会社・結婚式場相談カウンターとは?
結婚式をしよう!となったら皆さんはどうしますか?ほとんどの人がゼクシィなどの結婚情報誌を購入し、自分の希望するホテルやゲストハウス、結婚式場のブライダルフェアに向かいますよね!最近は、結婚式場相談カウンターもに向かう人も増えています。結婚相談カウンターなら、自分たちの希望に合った会場を紹介してくれますし、ブライダルフェアの予約も代わりにスケジューリングしてくれるので、とても便利です。そしてもうひとつ「プロデュース会社に相談に行く!」という選択肢があります。
結婚式場相談カウンター
ゼクシィやハナユメなどの結婚式相談カウンターは、結婚式を挙げたいカップルに向けて、希望の予算や地域、雰囲気などをヒアリングし、自分たちに合った結婚式場・ホテル・ゲストハウスなどをいくつか紹介してくれます。フェアへの見学予約もしてくれるので、ふたりは紹介された2~5件ほどの結婚式場に見学に行き、気に入った会場と契約します。例えるなら、賃貸マンションを探す時の不動産屋さんと似ています。自分たちと結婚式場とをつないでくれる仲介役になります。契約後の打ち合わせは、結婚式場と直接やりとりをします。もちろん、結婚式の費用も、相談カウンターではなく結婚式場に支払います。
結婚式のプロデュース会社
結婚式のプロデュース会社は、結婚式のプランニングをし、希望に合った会場や演出、装飾などの手配をしてくれる会社です。結婚式を挙げたいカップルに向けて、希望の予算やイメージをヒアリングするところまでは結婚式場相談カウンターと同じです。ただ、プロデュース会社は結婚式場を紹介するのではなく、一緒に作り上げていきます。打ち合わせ・当日のサポートまで、全てプロデュース会社が受け持ちます。日本では、結婚式は会場ありきな部分が多いですが、結婚式をする場所はあくまでただの「箱」であり、演出の一部です。費用もプロデュース会社に支払います。自分たちの結婚式を、結婚式のプロ集団と一緒に作り上げていくイメージです。
プロデュース会社と結婚相談カウンターとの違い
では、具体的には何が違うのでしょうか?ここでは、相談カウンターというよりも、結婚式場と契約した場合と、プロデュース会社に依頼した場合に絞ってみていきたいと思います。
会場から決めるか、やりたいことから決めるか
結婚相談カウンターの場合
結婚相談カウンターに限らず、ほとんどのカップルは、結婚式を挙げる「会場」を一番最初に決定します。そして、その会場でできる範囲内で、自分たちの希望する結婚式を作ります。ただ、この方法だとひとつだけ欠点があります。後から違うことがやりたくなった時に、でき辛くなってしまう可能性があります。(そして、あとからやりたいことがどんどん増えるのは、結婚式のあるあるです。)例えば、会場が決まってから、「趣味のバイクが展示したい!」「ペットも一緒に連れて行きたい!」と思っても、できない会場もあります。他にも演出や飲食物の持込など、一見できそうなことでも、断られることは意外と多いです。
プロデュース会社の場合
一方、プロデュース会社に相談すると、まずは「やりたい演出」「着たいドレス」「具体的なイメージ」など詳細を決めてからそれが叶う結婚式場を探します。会場を決めてから細かいことに目を向けていく従来のスタイルだとどうしても制限があり希望どおりにできないことも、プロデュース会社に依頼をすれば問題ありません。しっかりと自分たちの結婚式をプランニングした上で、ゆっくりと会場を選ぶことができます。
持込料がかからない
結婚式場と契約した場合、ドレス・引出物・ブーケなどは提携のショップから選びます。気に入ったものがない場合は他のショップから選ぶことも可能ですが、びっくりするほど高額な持込料がかかります。また、会場装飾などは衛生面の関係から持込自体を断られることも。プロデュース会社なら、そんな心配は無用です。ネットで見つけたオシャレなペーパーアイテムやインスタで話題のメイクアップアーティストなど、好きなだけ持ち込むことができます。
本当のオリジナルウェディングが叶う
プロデュース会社は、通常では結婚式を挙げられない場所でのウエディングも得意としています。例えば野外や水中、図書館など、なんの設備もないところから素敵な結婚式を作り上げることができます。そんな結婚式のプロが集うプロデュース会社なら、ありきたりでない「本当のオリジナルウエディング」をプランニングすることができます。
どちらにも相談に行くことがおすすめ
結婚式のプロデュース会社と結婚相談カウンターの違いを解説してきましたが、どちらかを選ばないといけないわけではありません。結婚が決まったら、相談カウンター、プロデュース会社、両方に相談に行ってみてください。きっと自分たちにしっくりくる方を選ぶことができますよ!また、結婚式の話題に触れるほど、お互いの結婚式のイメージも固まり、決して無駄足にはなりません。ウエディングプランナーの話を聞いているだけで、楽しいアイディアがたくさん生まれてくるかもしれません。
まとめ
この記事をまとめると…
- 結婚相談カウンターは結婚式場との仲介役
- プロデュース会社は会場決定~当日までフルサポート
- 結婚式場を先に決めるのが結婚相談カウンター
- やりたいことから先に決めるのがプロデュース会社
- どちらにも相談にいくことがおすすめ
結婚式が挙げたいな…と思ったら、結婚相談カウンターだけでなく、プロデュース会社にも一度足を運んでみてくださいね!